2024年度5月29日(水)・30日(木)に第9回分子サイバネティクス・第53回分子ロボティクス定例研究会を開催いたします。皆様、奮ってご参加ください。
- 主催: CBI学会 分子ロボティクス研究会
- 協賛: 学術変革領域 (A) 分子サイバネティクス
- 日時・場所: 5/29(水)14:45〜 九州工業大学大学 飯塚キャンパス 講義棟2102教室
- 日時・場所: 5/30(木)9:45〜 九州大学 大橋キャンパス デザインコモン2階
- 参加費: 無料
- 世話人: 井上 大介(九州大学)・平 順一(九州工業大学)
- 参加登録フォーム: Google フォーム (https://docs.google.com/forms/d/e/1FAIpQLSd-AWue93XWYr1uKGSL5597SNoxxRCmRUQdR4bh0YIPJX1hIw/viewform)
- 参加申込・演題登録締切り:5月12日
- 要旨締切り:5月24日(参加申込締切り5月12日)
また、一般講演も併せて募集しております(質疑含め15分程度。6演題程度。先着順)学生さんの発表も可能です。要旨フォーマットはGoogleフォーム上部のリンクよりダウンロードください。
研究会プログラム(暫定)
1日目 5/29 (水) 14:45〜場所:九州工業大学大学 飯塚キャンパス 講義棟2102教室
14:45~15:25 招待講演1: 森本 雄祐先生(九州工業大学)「バクテリア細胞局所のナノメートルオーダー空間で働くプロトン駆動力」
概要:プロトン駆動力は、細胞膜を介したプロトン(H+)の濃度勾配と膜電位差の組み合わせとして貯蔵されるエネルギーである。バクテリアの主要な運動器官であるべん毛は、プロトン駆動力をエネルギー源として利用する回転モーターを保持して駆動している。また、菌体の10倍ほどの長さになるべん毛繊維は、細胞内で作られたべん毛タンパク質が、プロトン駆動力を利用してべん毛特異的タンパク質輸送装置によって細胞外に送り出されることによって巧みに構築される。これまでに我々は、べん毛輸送装置局所のpHイメージングを実施するなどの技術開発を行うとともに[1]、膜電位依存的にタンパク質輸送活性が制御されることなどを明らかにしてきた[2]。本発表では、バクテリアのシングルセルまたはシングルモーターレベルでのプロトン駆動力の計測について議論を行う。
[1] Morimoto et al., mBio 7: e01911-16. (2016)
[2] Minamino, Morimoto et al., PNAS 118 (22): e2026587118. (2021)
講演1 ⼯藤佑真(九州⼯業⼤学)「MALDI-TOF MSを⽤いた⽔素重⽔素交換質量分析法」
講演2 坂井伶平(九州⼯業⼤学)「異種染⾊体導⼊により引き起こされる遺伝⼦発現の変動」
講演3 越智耀亮(九州⼯業⼤学)「ファイバー様DNAナノ構造体上への転写因⼦由来ペプチドを修飾した機能性分⼦の集積化」
講演4 吉海智喜(九州⼯業⼤学)「脂質膜を貫通したDNAトランスデューサの構築」
講演5 前⽥和勲 先⽣(九州⼯業⼤学)「遺伝⼦回路開発プロセスの⾃動化」
17:30〜 情報交換会 新飯塚駅近く
2日目 5/30 (木) 9:45〜
場所:九州大学 大橋キャンパス デザインコモン2階
9:45~10:30 招待講演2:伊藤 浩史先生(九州大学芸術工学部)「生物リズムをはかる、つくる、制御する」
10:30~11:15 招待講演3:岸村 顕広先生(九州大学工学研究院)「静電相互作用を起点とした生体分子の集合化と高分子型人工オルガネラへの展開」
解散